2011年3月 1日

e-book RECORDS 設立に寄せて

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1965年生まれの私にとって音楽とはロックを意味する。4つ年上の兄貴の影響で「ビートルズ」を聴かされたものの、年頃の1977年に出会った「セックス・ピストルズ」や「クラッシュ」などパンク音楽との出会いは衝撃だった。ロックも「ボストン」や「ステックス」などプログレッシブ・ロックを経て’’ヴァージン’’レーベルに傾倒する。それから「ロキシー・ミュージック」や「ブライアン・イーノ」の音に触れたことで、その後のテクノブームにまで音楽の幅が広がることになる。

一方、マンガやテレビと音楽の関係も歴史がある。
私が幼少の1970年前後には朝日ソノラマが「ソノシート」と呼ばれる薄いレコードを、マンガ雑誌のオマケとして付けていた。「タイガーマスク」などあらゆる人気マンガには、アニメ化などされなくともテーマ曲が存在していた。その後、テレビ全盛の時代になり、アニメテーマ曲がアニメ音楽の主流になったが、いまでは人気シンガーやバンドが競ってアニメのテーマ曲をやりたがるまでになった。音楽レーベルもオープニングやエンディング曲で人気をとるために番組のスポンサーが制作出資する。

音楽業界が、時代時代でもっとも影響力があるメディア(雑誌からテレビ)に寄り添って生きてきたことの証左である。21世紀にはいり、ついにネット時代が到来した。私が、最初に自社の携帯コミックやネット小説にテーマ曲をつけたのが2009年なので数年が経つ。いまではオリジナル楽曲が36曲となった。着うたやiTunesの普及によって携帯やパソコンから気軽に音楽がダウンロードできるようになった。音楽の在り方も変化して行くのかもしれない。

そこで、この素晴らしい楽曲の数々を電子書籍のオマケではなく、自立した一つのブランドとしてレーベルを立ち上げることにした。それが「e-book RECORDS」なのである。ロックからアニソン風まで自分の音楽ヒストリーをなぞるような体験がぎっしり詰まっている。この宝の数々をベースとして、今後もネット発のオリジナル楽曲制作を続けていきたい。


株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス
代表取締役社長 福田 淳


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オトナオンフル




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