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2016年08月08日

 

食べるとおっぱいが大きくなる植物に、ハゲに効く植物――世界中の珍しい植物を追い求める職業が「プラントハンター」である。プラントハンターという職業の存在を知ったとき、私は心が躍った。まるで人気漫画『ハンター×ハンター』に出てきそうではないか。例えば、『ハンター×ハンター』に登場する幻獣ハンターは、まだ見ぬ獣を探して各地を旅する。美食ハンターは誰も食べたことのない食べ物を求めて、危険な場所にも足を踏み入れる。プラントハンターは、ジャングルの奥地や高い山、砂漠などで誰も見たことのない植物を“ハント”する。そんなプラントハンターの一人である西畠清順さんが集めてきた植物を展示する『ウルトラ植物博覧会2016』へ行ってきた。2016年8月4日から9月25日まで、銀座のポーラミュージアムアネックスにて開催されている。

取材・文/朝井麻由美 撮影:越間有紀子

※取材日 2016年8月3日

 

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昨年も行われたこの展示(http://sonydes.jp/newblog/archives/4126)だが、今年は陶芸家の内田鋼一さん、空間デザイナーの緒方慎一郎さんとコラボレーションしている。内田鋼一さんは世界一忙しい陶芸家と言われており、数万円するその陶芸作品はいつもあっという間に売り切れるという。西畠清順さんが集めた植物を、内田さんの作った器に生けて、緒方さんが展示空間をデザインしたのが今回の展示である。

 

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開催直前には、壁に直接、自身のプラントハント歴の年表を書き込むなど、西畠氏本人が会場で準備する姿も見受けられ、西畠氏イチオシの植物もいくつか紹介してくれた。

こちらは通称名「ソフトツリーファーン」。なんとこれは、世界最古の植物だという。4億5000万年前に、植物が川から陸上に上がってきた際、初めて巨大化に成功した植物の系譜なのだそう。

 

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上から釣り下げられているのは、通称名「フィロデンドロン ベルコーサム」。得体のしれない亀が棲んでいるコスタリカの川を、西畠氏が決死の思いで泳いで渡り、採ってきた珍種だ。川の中で謎の亀に噛まれるかもしれない恐怖に怯え、やっとのことで入手したらしい。

 

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ここからは、私自身が展示されていた植物の中で気に入ったものを一部、紹介したい。

今回の展示の中で唯一さわってもいいのが、入口から入って少ししたところに置いてある「コルクガシ」。この樹の樹皮が、ワインのコルク栓の材料となる。

 

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少し進むと、奥に「南阿蘇の桜」が。熊本の復興支援のための募金箱も置かれていた。

 

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さらに進むと、開けた空間に出る。大きな植物は目立つ場所に置かれ、小さな植物は宙に吊るされ、中くらいの植物が至るところに並べられている。

見た目はシンプルなこの植物は「ノコギリヤシ」。このヤシから獲れるエキスがハゲに効くと言われている。ハゲ以外にも、頻尿や尿漏れに効いたり、副作用で性欲が減退すると言われていたり、気になる効果を色々持つ植物だ。ただ、効能については、その真偽のほどは定かではないらしい。

 

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小さな植物が吊るされているスペースは、空中庭園をイメージしているらしい。ここには、変わった形の奇妙な植物がたくさん並んでいた。

 

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これは食べると幻覚を招くと言われている通称名「石化烏羽玉」のサボテン。よく見ると確かに石化しているような色合いだ。

 

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てっぺんのオレンジ色が目を惹くこの植物は、なんとパイナップルの一種。「エクメア ブレビコウリス」との通称名を持つこれは、根からも葉からも水分をあまり取ろうとしない、ひねくれた品種らしい。あらゆる角度から眺めてみたが、どこらへんがパイナップルなのかはよくわからなかった。

 

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見た目が不思議な植物では、この2つも外せない。器にちょこんと展示されている、通称名「シャンプーノキ」と、通称名「サラッカヤシ」の2つだ。

 

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手前の「シャンプーノキ」は、先端に鋭く曲がっている棘があり、一度刺さるとなかなか抜けない危険な植物。片方の手に刺さって抜けず、もう片方の手で取ろうとしたらその手にも棘が食い込む、なんてこともあるらしい。

奥の「サラッカヤシ」は、「スネークフルーツ」とも呼ばれ、食べると腹持ちがよいが、食べすぎると便秘になるのだそう。どことなく色や模様が北京ダックの皮に似ていて、おいしそうだ。

 

会場の最も奥に置かれている目玉は、「砂漠のバラ」。会場のちょうど真ん中にある大きな「ガジュマル」の後ろに、白い布で隠されているスペースに「砂漠のバラ」が鎮座している。情勢が悪化していた時期のイエメンで、西畠氏は素朴な花を咲かせる砂漠のバラに心奪われたという。

 

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ほかにも、「斑入り 偽おっぱいプランツ」に「大正キリン」、「パラシュートプランツ」など、名前だけでも気になるものがたくさん展示されている。不思議な形、不思議な色、不思議な名前の植物を通して、世界中を旅できる空間がここにある。

 

 

■展示名:ウルトラ植物博覧会 2016 西畠清順と愉快な植物たち
■開催期間:2016年8月4日(木)~9月25日(日)会期中無休
■開催時間:11:00~20:00(入場は19:30まで) / 入場無料

■開催場所:ポーラ ミュージアム アネックス
〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階

■西畠清順プロフィール:
1980年生まれ。幕末より150年続く花と植木の卸問屋、花宇の五代目。日本全国・世界数十カ国を旅し、収集している植物は数千種類。日々集める植物素材で、国内はもとより海外からの依頼も含め年間2000件もの案件に応えている。
2012年、ひとの心に植物を植える活動“そら植物園”をスタートさせ、植物を用いたいろいろなプロジェクトを多数の企業・団体などと各地で展開、反響を呼んでいる。

著書に“教えてくれたのは、植物でした 人生を花やかにするヒント”(徳間書店)
“プラントハンター 命を懸けて花を追う”(徳間書店)
“そらみみ植物園”(東京書籍)

西畠清順 そら植物園

■主催:株式会社 ポーラ・オルビス ホールディングス
■企画:株式会社 ソニー・デジタル エンタテインメント

この記事の担当者: Masato.Fukunaga
学生時代はずっと卓球漬けの生活⇒社会人1~5年目までは編集プロダクションで書籍漬け⇒6年~7年目は企画会社でおもちゃ漬け⇒現在はソニー・デジタルエンタテインメントでモバイル漬け。2児の子育て奮闘中!
Masato.Fukunaga