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TOP > ART > はじめての!3DプリンターでiPhoneカバーを作ってみた

2015年05月27日

21世紀になって10年以上経ちました。大量生産から受注生産へ、「みんなが欲しいもの」から「自分が欲しいもの」へ世界的にニーズのパラダイムシフトが起きつつあります。そんな21世紀型の物欲を満たしてくれるのが3Dプリンターです。
ということで、巷で話題の3DプリンターでiPhoneカバーを作ってみました!

 

【iPhoneカバーの作り方】
(1)ラフデザイン(三面図)※コスト= 10万円 2週間
まず、どのようなデザインにするのかを決めます。
女性をターゲット、3Dプリンターならではのデザインというコンセプトの元にデザインを出していきます。

 

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取っ手のあるものからネコを模したもの、

 

150527_002

 

黒●げ危機一発風のものまで様々なテイストのデザインが出ました。

吟味の結果、今回は左右非対称の曲線の意匠と、背面にミラーを配置したものにすることに決定です。

 

(2)モデリングデータ化
※コスト=モデリングデータ化 25万円
レンダリング 2万円 1週間

ipc0303white1

 

 

これまで平面でしてきたデザインを、立体にするためにモデリングデータ化します。上の図のようになりました。完成のイメージがグッと掴みやすくなりましたね。
最後にモデリングデータを3Dプリンターに入力できるようレンダリングをすればデータの完成です。
最終的に36MBのSTLデータになりました。

※STL=Standard Triangulated Language。三次元形状を表現するデータを保存するファイルフォーマットのひとつ。

 

 

(3)3Dプリント発注 ※1点につき 8,717円
先ほど作成したデータを使用してサンプルの3Dプリントをします。
今回はDMM 3Dプリントに依頼をしました。
http://make.dmm.com/

 

img_service_header04

 

PCサイトからデータのアップロード後、素材等いくつかの事項をチェックするだけで簡単に注文できました。その後に見積もりの金額を入金すれば出力の依頼は完了。今回は落としても壊れず、手にしたときに面白味のあるやわらかい素材、ゴムライクで出力です。

 

(4)鏡制作 コスト= 鏡面仕様アクリル板 525円

加工 216円 1日

鏡部分をアクリルで制作します。

今回は東急ハンズで購入した鏡面仕様のアクリル板を同じく東急ハンズで加工してもらいました。

DSC02838

 

(5)3Dプリント完成 1週間
3Dプリントが終わるとDMMより郵送されてきます。

 

ボックス
今回は1週間程度でプリントが終了しました。

 

(6)iPhoneカバー完成

プリントされたカバーの裏に制作した鏡を埋め込んで完成です。

ボックス
ソニー・デジタルはこれまで多くのデジタルコンテンツを作ってきました。
今回の3Dプリンターを使用したもの作りは、デジタルとリアルプロダクトをまたぐ新しい手法です。
あたらしい世代のもの作り、オンデマンド型のもの作りにこれからも挑戦していきます。

 

【総制作期間】
1ヶ月
【総コスト】
379,458円

 

この記事の担当者: 原寅彦
『楳図かずおの恐怖スタンプ』『あしたのジョー』『ゴルゴ13』など漫画作品を主に、LINEスタンプを多数手がける。2014年、制作に2年の歳月を費やした『三国志』スタンプがヒット。インターネットのインタビュー記事を皮切りに『三国志』関連の問い合わせを多数受け、ただの会社員から“横山光輝『三国志』文化人”へと謎の躍進を果たす。 『チャージマン研!』『SIREN』『レッドマン』クリエイターズスタンプもよろしく!
原寅彦