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TOP > Social Marketing > 【川崎のぼる~汗と涙と笑いと~展】に行ってきた!

2015年08月11日

今の日本で、ちゃぶ台でご飯を食べている家庭はおそらくほとんど存在しない。だが、それでも今なお、「日本のお父さん」と言われると、脳裏に浮かぶのは、「ばっかもーん!」と言いながらちゃぶ台をひっくり返すシーン。『巨人の星』をリアルタイムで読んでいない筆者でさえ、こう連想するのである。同作品がいかに一つの文化を形作ったかが分かる。この8月から、『巨人の星』の作者・川崎のぼる先生の展覧会「川崎のぼる ~汗と涙と笑いと~ 展」が始まった。展示される作品は、なんと91タイトル。『巨人の星』や『いなかっぺ大将』といった超有名作品から、広くは知られていないような作品まで、251点もの原画を楽しむことができるのだ。それだけではない。川崎先生のマンガを実際に手に取ることができるミニ文庫や、作中のキャラクターと一緒に写真を撮れる仕組みなど、あらゆる工夫がこらされている。川崎先生が三鷹に住んでいたゆかりから、三鷹市美術ギャラリーが展覧会の会場となっている。さっそく、展覧会に行ってみた。

取材・文/朝井麻由美 撮影:越間有紀子

 

まずは、本展覧会の目玉とも言える、「星一徹に怒られてみたコーナー」から。「ばっかもん!」と怒鳴る“日本のお父さん”星一徹と、写真を撮ることができる。鏡になっているため、自撮りをすることも可能だ。ちなみに、「#星一徹に怒られてみた」というSNSに投稿するとき用のハッシュタグもあるらしい。


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そして、言わずと知れたちゃぶ台のパネルと写真を撮るコーナー。ここでは、夢のちゃぶ台返し(の真似)が体験できるのだ。

 

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実際のシーンは、もちろん原画展示コーナーでお目にかかれる。(『巨人の星』/講談社)

 

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この西部劇に出てきそうなワンセットは、先生の私物。

 

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この私物を手に入れた頃に描かれた作品はこちらである(『荒野の少年イサム』/集英社)

 

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先生の私物といえば、こういった展覧会での私物シリーズの定番、実際に使用している道具類の展示もあった。

 

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ちなみに、この原画は“漫画家の仕事”をテーマにした作品『男の条件』(集英社)のワンシーンだが、川崎先生の実際の仕事場を元にしているとのことだ。

 

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そして、こちらが川崎先生のマンガが読めるミニ文庫コーナー。展示の真ん中あたりで近くには椅子もある、小休止を兼ねたようなスペースだ。
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グッズコーナーや、

 

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昔の少年漫画誌のコーナーもチェックしたい。

 

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それにしても、展示されている原画を一気に見て回ると、川崎のぼる先生に描けない漫画はない、と言わんばかりの幅の広さを実感する。

 

迫力のある一枚絵(『虎』/集英社)があったかと思えば、

 

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『ONE PIECE』(集英社)のような海上の戦いを描いたもの(『キャプテン五郎』/小学館)もあり、

 

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かと思うとニューハーフを描いた作品(『う~まんぼ!』/秋田書店)まである。

 

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初期の頃は手塚治虫先生の影響をおおいに受けていることが分かる絵のタッチで、

 

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少女漫画を描いていた時期もある。(『セーラー服の天使』/集英社)

 

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そして今は、絵本作家として活動しているという隙の無さ。(『岩石おばさんとホー 猫の火まつり』/小学館)

 

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川崎先生と言えば、このような熱血漫画のイメージだが、それだけでは決してないのだ。(『新巨人の星』/読売新聞社)

 

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当日は川崎先生がいらしていたので一緒に写真を撮っていただいた。「ばっかもーん!」の熱血ぶりがどこから湧き出ているのかと思うくらい、柔和な空気だった。

 

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最後にトリビアをひとつ。日本で「がーん」という表現が登場したのは、『巨人の星』(講談社)が最初と言われているらしい。へぇー。

 

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d9241f3b3da618cca39c046bd95982d4取材・文/朝井麻由美

https://twitter.com/moyomoyomoyo

 

 

 

 

 

 

【川崎のぼる~汗と涙と笑いと~展】

【開催期間】2015年 8月1日(土)~10月12日(月・祝)
【開館時間】 10:00〜20:00(入館は19:30まで)
【会 場】 三鷹市美術ギャラリー
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図
【休館日】 月曜日(9/21・10/12は開館)、9/24(木)
【観覧料】 会員=480円 一般=600円 65歳以上・学生(大・高)=300円
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
割引入場券
* 20名以上の団体(一般)は480円
* こどもと一緒割引:中学生以下のお子様と一緒にご来館の方(こども1名につき同伴者2名まで)は480円
【主 催】 (公財) 三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー
【協 力】 講談社、ソニー・デジタル エンタテインメント、神戸新聞社

※展示室内での写真撮影はできません。

この記事の担当者: Masato.Fukunaga
学生時代はずっと卓球漬けの生活⇒社会人1~5年目までは編集プロダクションで書籍漬け⇒6年~7年目は企画会社でおもちゃ漬け⇒現在はソニー・デジタルエンタテインメントでモバイル漬け。2児の子育て奮闘中!
Masato.Fukunaga