この度、ソニー・デジタルエンタテインメントは、世界的なコンテンポラリーアートの祭典「101TOKYO Contemporary Art Fair 2009」にギャラリーとして出展させていただくことになりました。もともと弊社は、ケータイ向け娯楽作品を提供する会社であり得意分野は、日本のキャラクター、コミック、アニメ、ケータイ小説であります。

日本人は古来より、 「鳥獣戯画」のカエルやサルを擬人化(キャラクター化)し、絵巻物(コミック)として親しむ文化を育んできました。こうした日本文化の遺伝子は時代を経て脈々と現代に息づいています。

それらの持つ独特の面白味が、いまではCool Japanとして開花し世界中で知られております。1960年代「週刊少年サンデー・マガジン」が育んだ偉大なるマンガ作品群は、その時代に生きる若者を念頭に企図されたものばかりですが、その多くが現在も人気を博しております。例えば「ゲゲゲの鬼太郎」が1959年に貸本で発売されたとき、その後半世紀に渉り6度ものアニメ化がなされるなど誰が想像したでしょうか。

ソニー・デジタルがプロデュースする作品も同様に、先人の足跡を見習う必要があります。

「一過性の流行を追う作品も、時代を超えた普遍性を必要とする」

その一方で、「栄華の伝承を夢見る作品も、時代の空気を無視する事はできない」と言えるのではないでしょうか。

携帯は最も新しいメディアですが、歴史的な見地からすれば最も遅く登場したメディアです。1999年に携帯インターネットが現在のように花開く存在と考えたメディア業界人はほとんどいませんでした。しかし、映画繁栄の時代にテレビをはじめた人たち、文芸全盛の時代にマンガ雑誌をはじめた人たち、テレビ全盛の時代にパソコン通信をはじめた人たち、このような先駆的で、無謀ともいえる情熱をもってした先人の方々と同様に、携帯メディアは今後ますます人々を魅了し感動させる存在になるものと確信しております。

すべての創造的な仕事はこのような辺境から沸きあがってくるのが歴史の教訓ではないでしょうか。

今回弊社は、[CHARART(キャラート)=CHARACTER + ART ]をコンセプトに、日本生まれのコミック、キャラクターをベースとしたアート作品をご提供いたします。

是非、この機会に弊社ブースにお立ち寄り頂けますようご案内申し上げます。

株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス


社長 福田 淳